オルタナティブ・スクールとも

兵庫県宝塚市の児童発達支援・放課後等デイサービス a.s.tomo(@)icloud.com

新学期の宿題で、、、、

私が「今日は、宿題どうするの?」と声をかけると小学3年生が早速、漢字ドリルと算数ドリルの宿題をランドセルから出してきました。

真新しいドリルの表紙がドラえもんだったのもなんだか嬉しそうでした。

つられて、同じ学年の子どもも「漢字、苦手〜〜〜〜〜〜〜」と言いながら、同じく新しいドリルを出してきました。

 

小学6年生が「よし!教えてあげよう!」と勇んで2人の横に座りました。

 

3人とも書くこと(書字)が苦手なのは文字を見ればわかるのですが、学校で何回も写経をするようにノートに写すことを迫られ、挙げ句の果てには、赤いペンで直されて《お直し》とやらを迫られ、『やっていかないと付箋を貼りまくられて、一体何をどうしたら良いのかが、わからなくなった』という解説を小学6年生から教えてもらいました。

ディスレクシアと判断するのは難しいのですが、見た物を写すというテストのような物は【とも】でも目安としてやってもらうことがあります。書字と読字は、別々にとらえる必要があるので今回は読字に関しての行動観察はしませんでした。)

 

文字を書くことへの拒絶反応を起こすお子さんもいれば、遊びの中で必要になれば書くというお子さんもいます。

一律にドリルを写経のように写すことは【努力・根性・忍耐】を強要するだけではなく、嫌いを助長することは間違いないのですが、なかなか学校の教諭には理解していただけないのが現状です。

 

苦手ながらもお互いに教えあおうとする横から私が、A4用紙に漢字をわかりやすく書いてそれを写すということにしました。もう少し漢字を解体して、子どもたちにわかりやすい字体も探りながら、楽しく学習出来る工夫が必要だと実感しました。

子どもたち同士は、人に教えることの難しさを学んだと同時に、どうやったら落ち着いて話を聞いてくれるのか?を考えていたので、私も見習わなくては!と気長に付き合いました!