オルタナティブ・スクールとも

兵庫県宝塚市の児童発達支援・放課後等デイサービス a.s.tomo(@)icloud.com

3月13日以降のマスク着用の取り扱いについて

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平素は、コロナウイルス感染症対策にご理解・ご協力をいただきありがとうございます。

表題の件に関して、マスメディア等でマスク着用の推奨があたかも不要であるかのような情報が流れています。

しかしながら、厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課より兵庫県庁福祉部障害福祉課長ユニバーサ ル推進課を通じて、

障害児通所事業所には引き続き下記の感染症予防対策を続けるように指示がありましたのでお知らせいたします。


①利用者、職員共にマスクを着用すること(ただし、日中夏場などの暑い時期の外での活動時は三密にならない場合にのみ適宜外すこと。)

②体調管理

③アルコール消毒を含む消毒の徹底

④換気

⑤ 三密の回避(特にマスクを外したままの会話は避けることや飲食時は一定の距離を保つこと)

⑥家族に発熱者が出た場合には、利用者に体調不良がなくても事業所利用は控えていただくこと
(ごきょうだいのクラスが学級閉鎖になった場合にも利用をお控えください。)


以上、今まで【オルタナティブ・スクール とも】で保護者様の協力のもと行っていた感染症対策を今後もお願 いするようにとのことです。
各学校や幼稚園・保育園などで対応が違ってくるかもしれません。

 

オルタナティブ・スクール とも】では、今までと同様の感染症対策を続けますのでご利用、ご協力お願いい たします。
各ご家庭でもお子様方にマスクの着用や消毒の声かけをお願いいたします。(午前利用の未就学児に関してはマ スク着用は強制しておりません。)
第8波が少しおさまっており、卒業,卒園また新しい生活が始まります。
お子様方も喜びと不安を抱えながらも楽しい春を迎えてくれそうです。
気候が良くなれば、また「お花見」や「お出かけ」も考えています。

お子様方やご家族の健康を考慮しながら、 少しでも楽しみがもてるような工夫をしたいと思っています。
今後もよろしくお願いいたします。

花粉症の人、リンゴやモモでアレルギー反応の可能性 専門医がメカニズムや予防法を解説/福井新聞より

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https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/gallery/1742458?ph=1

福井新聞公式WEBサイトより

 

今年は、花粉の飛来が多いことは【天気予報】などの中でも日々伝えられています。

アレルギー症状がない人ですら、目が痒いなどの症状があるそうです。

コンタクトレンズ使用者も夕方には、いつになく夕方には目が痒いなどの症状が出るとも解説しておられました。

 

私も花粉症はないのですが、今年は黄砂も含めて目が痒いことが多く、出来るだけ外では眼鏡をかけています。

 

フルーツでアレルギーが出るお子さんにはこれまでにも多く出会ってきました。

利用される際には、必ずアレルギーの有無を伺いますが、アレルギーというのは厄介で、体調によって同じ物を食べても反応が出たり出なかったりすることもあります。

 

お家でアレルギー反応が無くても、おやつで出たりすることもあります。

ですから、特におやつに季節の果物を出す際には

「家で食べたことがある?」

などの質問を子どもたたちや保護者様に伺うこともあります。

 

別の記事では、豆乳などでもアレルギーが出る方もいらっしゃるとのこと。

大豆アレルギーは知っていましたが、豆乳の加熱にアレルギーのメカニズムがあるようです。

 

卵も同様に、加熱状態によってアレルギーが出やすい状態が発生することを友人の管理栄養士が研究しています。

 

アレルギーがないに越したことはないのですが、普段口にしている物ではない食べ物を口にする機会が増える春休みには、外出先でアレルギーが出ることもあると知っておくことが命を守ることに繋がります。

難聴11歳女児の逸失利益、「85%」と判断 死亡事故巡り大阪地裁

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https://www.asahi.com/articles/ASR2Q63VQR2PPTIL004.html

朝日新聞デジタル公式WEBサイトより

 

オルタナティブ・スクール とも》の保護者様にもご協力いただいた、難聴11歳女児の交通事故での死亡にともなう民事裁判で、

とても残念な判決が出ました。

被告は三井住友海上火災保険株式会社です。

 

車を所有しておられる方なら当然のように入っておられる自動車の任意保険です。

原告の

安優香さんの父・努さん(50)と母・さつ美さん(51)は「障害の有無に関係なく、誰にでも将来の可能性がある。社会にとって良い前例になるような判決を」と訴えておられました。

 

被告の三井住友海上火災保険は、死亡事故に対して亡くなった安優香さんが女性であったことと、聴覚障害を理由に損害賠償金の算定額を減額していました。

今回の判決は「全労働者」の賃金を基準にしたものではありましたが、【聴覚障害】を理由に減額された判決でした。

 

とても悔しい思いです。

 

ただ、これは大阪地方裁判所での判決ですので、これから原告が控訴すれば大阪高等裁判所に審判は移ります。

このような差別が認められた判例が残ると、今後はこの判例をもとに【障害】を理由にして命の重さ(もちろんお金を対価にしたくて原告は裁判をされているわけではないのですが)が軽んじられることになります。

 

こういう場合には、裁判官は和解を勧告して原告の主張通りに損害賠償を支払わなければ、今後、この判例があらゆるこういう類の裁判に影響します。

裁判所で勝つよりも和解して判例を残さない。人の命の重さを【障害】【性差】で差別してはいけないのです。

 

ともの保護者様には、短期間で自著署名を集めていただきました。

しかし、まだ、安優香さんのお父様やお母様にとっては長い闘いが続きそうです。

 

三井住友海上火災保険は、自ら和解で満額を支払い、差別の悪き判例を残さないでいただきたいです。

こども家庭庁

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https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_suishin/pdf/betu2_kodomo_siryou.pdf

こども家庭庁/内閣府

 

今まで厚生労働省の管轄でしたが

令和5年4月1日から『児童発達支援』『放課後等デイサービス』は、

こども家庭庁に移管されます。

 

https://www.cfa.go.jp

こども家庭庁準備WEBサイト

 

改正児童福祉法

改正障害者総合支援法

も令和5年4月1日に施行されます。

 

《こども》中心に《こどもの権利》を明確にして、大人はその《こどもの権利》を守る義務が明記されています。

 

新しい省庁が出来るときには、省庁横断という[縦割り行政]に横串を入れるようなイメージを少なくとも我々は期待しています。

ただし、必ずしも私たちが願っているようには事が進まないのは周知の事実です。

それを諦めずに私たち有権者は、私たちの願いを聴いて政策提言してくれ、当選後も私たちの声に耳をかしてくれる議員を選ぶことがとても大切です。

 

私は長く大阪府民なので、大阪府の福祉・医療・教育が崩壊していく様を見続ける羽目になりました。

とりわけ大阪市は公立のこども園がなくなるほど悲惨な状況に落ち入りました。(大阪市民ではないため直接的な選挙はありませんが、元橋下徹市長が「公立の保育士の給与を民間なみに云々」と言い始めた頃から「大阪市は酷いことになるな。」と危惧していたら案の定でした。)

 

【こども家庭庁】が、家庭にだけ子育てを負わせるネーミングではなく、児童福祉法2条にあるように《全ての大人》がこどもの権利を守る義務を負っているという意識で運営されることを願っています。

『外遊びが幼児期のデジタル視聴による神経発達への影響を弱める』可能性を世界で初めて明らかに

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https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2023/20230124_1

大阪大学公式WEBサイト

 

乳幼児期にスマートフォンなどを見せることをまるで親の手抜きのように責められることが多いですね。

それをこの研究では【外遊び】を工夫して取ることでスマートフォンなどのデジタル視聴をしていても挽回出来る代替案を提示した研究結果が出たのです。

これは、大きな研究結果です。

 

子育てには色々呪縛があります。

その多くは、保護者を追いつめるものが多いのは確かです。

時代によって呪縛は変化するのですが、

「本ばかり読んだら云々」

「紙おしめを使ったら云々」

「3才までは親が育てないと云々」

今の世代でも残っているものもあれば、時代と共に消えていったものもあります。

ただ、いずれもたいした根拠がなく新しいものが出てくると、それを使うことを否定するための呪縛の言葉であることは明確です。

 

今、叩かれているのは間違いなくデジタルデバイスです。

この研究の素晴らしいのは、「外遊び」を工夫して取り入れることを代替案(オルタナティブ)として提示していることです。

 

今は紙の書籍を読んでいて注意されることなんてほぼないでしょうが、紙ベースの本が出始めた頃には、本が悪者になってしまった経緯があります。

紙おしめは、すでにスタンダードになっているのであまり言われることはないかもしれませんが、トイレットトレーニング時には布パンツと紙パンツを上手く使えば、トイレで排泄をするように誘うことも出来ます。(これはあまり家ではおすすめしません。家で布パンツにして漏らされて親がイライラする方が子育てにマイナスだからです。)

3才神話とまで呼ばれる「3才までは親が育てる」は、親以外の安心出来る大人の存在こそが代替案です。

(ちなみに私は我が子を産休明けで保育園に預けて育てましたが、保育士が安心出来る存在として増えたのでこれで良かったと思います。)

 

時代の流れとともに育児も変化します。

それは、便利グッズも増えてそれをいかに利用するか?なのであって、保護者が少しでも楽出来る方が心に余裕が持てて良いはずなのです。

しかし、それを使ってこなかった(正確には、そんな物がなかった)世代の人があれこれ言うのは違うと思っています。

 

ちなみにまもなく11ヶ月になる孫は、ベビー用のUber eatsのリュックを背負って、室内用の三輪自転車にまたがり、お下がりのiPhoneWi-Fi環境では使用可能)を片手に、配達ごっこをして遊んでいるようです。

リュックは転倒の際に頭を守ることが出来ます。(産明けで保育園に行っているので、早く立ちたくて仕方がないのですがまだハイハイをしっかりやった方が転けた時に顔面を強打しないのでハイハイは勧めていますが、本人の立ちたい欲求を満たすことも同時に考えた結果です。)

もちろん、スマートフォンは親がつかっているだけではなく帰省した際には私たち大人が使っているので、おもちゃでは満足しないので、Wi-Fiでは使えるお下がりのiPhoneを渡したのでスワイプもします。苦笑

これは指先の使い方に良い影響が出ています。

 

時代の変化と、代替案を上手く提示することで子育ての呪縛から解放されることはとての良いことです。

空気が読めないって?/東北大学心理支援センター主催セミナー

東北大学心理支援センター主催の2回連続講座を受けました。

「いじめ」についての構造

「小さな集団」の中で子どもだけではなく大人も「いじめる側」「いじめられる側」は表裏一体

そして、何より日本人の【空気を読む】感覚の構造を学べたことで

オルタナティブ・スクール とも》

の中で、SSTのいっかんとして子どもたに身につけてもらっている言葉がけは正解だとわかり、

まだまだ勉強不足とはいえ、少し自信を持つことが出来ました。

 

講座の内容は守秘義務があるのでお伝え出来ませんが、学校の先生にも見て欲しい内容でした。

発達障害のある子の学校生活-親と先生にできること-本田秀夫先生/NPO法人パルレ

信州大学医学部子どものこころ発達医学教室 本田秀夫先生の講演会の後日配信の申し込みです。

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https://onl.sc/MhrDnaC

短縮URLNPO法人パルレ公式WEBサイトより)

 

2月11日(土)に実施した、本田秀夫先生講演会「発達障害のある子の学校生活-親と先生にできること-」の後日配信の準備ができました。

 

視聴期限は3月6日(月)です。延長はございませんので、必ず配信期間中にご覧ください。

なお、今からでも視聴申し込みを可能にいたしました。フォームよりお申し込みください。

申込締切は3月4日(土)です。

 

https://www.npo-parler.com

NPO法人パルレ