指の分化からペンやスプーンやお箸を持つこと
https://www.kagawa-edu.jp/takayo02/file/2684
長く保育所で勤務していた身としては、手を使い始めること(原始反射)から始まるこどもたちの
手指の発達は無視出来ませんでした。
先日、ご縁がある作業療法士さんと【どういう経緯で手の指や足の指が分化していくか?】を話す
機会がありました。
原始反射の握り→握った物を上下に動かす
これをすぎたあたりから太いマジックを子どもに持たせると紙に点々を描きます。
描くというと語弊があるのかもしれませんが、この時に子どもたちは小指の骨で手を支えるそうです。
それから、親指・人差し指・中指が自由に動くようになり、指の動きが分化していきます。
そうするとマジックの持ち方やスプーンの持ち方が変化します。
それに伴い絵のまた腕の動きと共に変化します。
そこで◯を描いて、◯をとじることに至ると《オルタナティブ・スクール とも》のロゴに使用している
【頭足人(とうそくじん)】を描くようになります。
このような手指の動きを飛ばして、ペンを持ったりスプーンを持ったり、お箸を持つことを後ろから手を添えて
強制するとそもそも持つことを拒絶します。
〇〇歳になったから出来るのではなく、そのお子さんに応じて一つ一つ階段を上るように成長してほしいと
《とも》では、子どもたちの好きなことからアプローチしています。
実は、作業療法士さんと話をしていて、足の指も同様だと伺いました。
小指側で支えることが出来るようになると安定した歩行につながるそうです。
また、通称アヒル座りをしてしまうお子さんは腹筋の弱さを補っている可能性や股関節がそもそも深く入りすぎ
たりしているそうです。
小児整形外科を受診して、歩き始めであれば靴の中にインソールを入れるなどすれば、子どもたちの関節は柔らか
いので、足の小指で支える歩き方が出来るそうです。
(0歳児の担任をしている時に何人かのお子さんを小児整形外科の受診をお願いして、靴やインソールで矯正出来ました。)
アヒル座りで背中を曲げてしまうと将来待つのは腰痛です。
出来ればあぐらをかいて、骨盤で身体を支えることが重要です。
身体を支えているのは骨です!
骨の使い方はとてもの重要ですね。