パズルとA作戦
小学1年生のaさんがはじめたちょっと難しいジクソーパズル。
「うーん、誰か手伝って!」と助けを求めると
小学3年生のbさんと小学6年生のcさんが
「僕が手伝おうか?」と手をあげてくれました。
助け(SOS)を出せるようになったaさんの力と助けを求められた時に「手伝おうか?」と相手との合意形成を忘れなかったbさんとcさんの2人の言葉には、成長を感じました。
ということで難しいパズルは3人の力で完成したのですが、、、、、
帰る間際になって、bさんが
「うわー宿題するのを忘れてた!」と爆弾発言。
職員も
「うわー今日は火曜日だし、宿題して帰らないとゲームをする時間がなくなるどころか、、、、云々」
1年生の時にはこういう場合にbさんは玄関の前まで宿題を持って行き、他の子どもたちが玄関から出ようとするも
「あとちょっとで終わるからーーーーー」と宿題を広げていましたが今回は違いました。
bさん自ら
「わかった!家に着いたらすぐに宿題したら大丈夫や!」「1番に送ってください!」
と代替え案を考えて提案したのです。
同乗していた中学生のdさんも「ええよ!bさんが一番に送ってもらい!」と賛同してくれました。
名付けて《A作戦》です。
家に着いたら、手を洗う。『ただいま』ってお家の人に言ったら、他は何も言わずにランドセルから宿題を出して宿題を終わらせる。
そしたら、いつものようのお家の人と約束をした時間(30分)ゲームをする。
「bさん!今日は《A作戦》しかないで!《B作戦》も《C作戦》もない!《A作戦》だけや!大丈夫?」
と送り出すと
「《A作戦》大丈夫や!」
とbさん。
dさんにも「《A作戦》頑張ってね!バイバイ!」と背中を押してもらい、意気揚々と帰って行きました。
保護者様からも「《A作戦》大成功しました!笑」と連絡がありました。
自分の忘れてしまいがちな特性に対して、代替え案を考えることが出来るようになったbさんの成長と見守ってくれる中学生のdさんの成長に感謝です!