宿題には百害あって一利なし
https://www.sannichi.co.jp/article/2021/08/25/00523720
信州大学子どものこころの発達医学教室/本田秀夫医師
小学校教員を40代で早期退職されて鳥取県で活動されておられる東谷 裕昭さんも
書いておられます。
夏休みに膨大に出される宿題だけではなく、日常的に出される宿題は子どもがやりたい、
興味があるものでしょうか?
「大人になって困るから」
というあいまいな大人の声かけが子どもを追いつめていませんか?
私ごとで言えば、長男が4歳の時に「ピアノ習いたい!」と言ったので、音大受験生も教える
先生にお願いしました。
最初は、私は練習していかないと先生に申し訳ないと思い、長男のピアノの練習に付き合って
いました。(これは、私の課題であって長男の課題ではありませんね。😅)
これが思いの他、めんどくさいのです。自分がピアノを弾くことが出来るし、教えることも
出来る。
でも親子という関係性の元では、イライラが募るばかりです。
仕事をしながらピアノの練習に付き合うなんてもう無理!と腹を括ったのが始まりです。
おかげで練習なんぞしてこない長男に先生は無理強いせず、ピアノが嫌いにならないような指導
をしてくださいました。
「弾きたい曲がある?」
と声をかけて、結果的には中学3年生まで先生のお宅に通いました。
もちろん、音大に進学するようなレベルではありませんが、少なくとも音楽が嫌いにはならなかった
のでこれは私の中ではなによりありがたいことでした。
これ以後、私は学校から出される宿題に関しても
「やりなさい!」
と言ったことはありません。言ったら最後、自分が宿題をみるハメになるのが面倒だったからです。
見事に宿題をやっていかない子どもが育ちました!😅
それでも、大人になって困っているか?と言われるとそんなに困っていません。
3人の子どもたちそれぞれに趣味もあります。
真ん中の娘だけでが成人するまでに2回も《指定難病》に罹患しましたが、今はなんとか寛解
して仕事と子育てをしています。
夏休みも終わります。
宿題ごときで家族関係がギスギスするなら手離す勇気が親には必要かもしれません。