言葉(発語)の発達から作文まで、、、
赤ちゃんは、快不快の世界で生きています。
【泣く】という行為で、その生理的欲求を周りに伝えています。
割愛しますが、【ことば】のもつ機能のうちの一つ“伝達機能“を使うようになっていきます。
これを獲得するために、哺乳や噛むこと飲み込むことなども含めて色々な機能を一緒に習得します。
“伝達機能“以外にも色々な機能がありますが、これに着目すると
【何かを伝えたい!】という欲求が大きく発語に関わっていることがわかります。
子どもたちにも大人にも得手不得手がありますし、みんながみんなお笑い芸人のように喋りまくってもそれはそれでお笑い芸人の仕事がなくなります。
ただ、やはり【伝えたい】という気持ちを大切にすることは結構重要です。
それが泣くことであっても発語の基礎として「おしっこ出たね。おむつ替えようね。」「気持ちよかったね」と養育者が寄り添うことで子どもは安心します。
それぞれの発達段階に合わせて、大人が適切な反応をすることや、否定しないことで子どもたちが【伝えたい】と思えるように養育者(療育者も含めて)は、意識しているのではないでしょうか?
書くことは苦手でも、話しを丁寧に聴き取っていくと充分、作文になるような会話をするお子さんが多いです。
発語の明瞭さや不明瞭さはあえて気にしません。(これは、食べ物の食べ方や舌の使い方、口の開け方などにも大きく関係があるのでトータルでみる必要があるため、ここでは割愛します。)
また、緘黙で喋らないお子さんも大人の配慮一つで会話が成立します。(他の子どもたちは大人を真似るので、子ども同士でも成立します。)
文字という記号にとらわれず、絵を描くことでも充分です。(保育所勤務が長いので、絵を邪魔しないように子どもたちの話を絵の中に書き留めることをたくさん経験しました。内容が違ってもかまわないのです。)
また、ジェスチャーや動作で訴えるお子さんに関しては、それを大人が出来るかぎり簡単な言葉で置き換えることで、行動と言葉が一致したりもします。
学齢期に入り、夏休みの宿題で【日記】が出されることが多いです。
手書きの作文が苦手なら、UDトークというアプリやCLOVA noteというアプリで会話を録音して文字起こしをアプリの中で実行してもらえば、立派な作文になります。
(日記は自分の忘備録として書くことが主な目的ですが、宿題になってしまうと「書くことがない」「どこにも行ってない」など子どもたちの心理的ストレスが上がります。日々の生活を書けば結構面白いはずなのですが、、、、残念です。)