ともの〈ことば〉
宝塚市川面にある、児童発達支援・放課後等デイサービスのオルタナティブスクールともです。
言葉(言語)は、コミュニケーションの手段です。
私たち日本人は、日本語(日本の第一言語)で物事を考えます。
日本語で話し、相手の話を聞きます。
ですから、算数・理科・社会など他の教科でも、言葉を理解していないと学ぶこと自体が難しくなってきます。
言語の獲得に関連してくる事柄として、人的環境はとても大きいと考えています。
小さい頃からの言葉がけは、特に注意が必要です。
例えば、親や子どもに深く関わる人が、単語で子どもたちに話かけると、子どもたちは単語のみで会話するようになってきます。汚い言葉を使うと、子どもたちも汚い言葉を使います。
言語というものは、時代と共に変化していくものですので、完璧な日本語というのは存在するのかしないのか判断が難しいところですが、
【ていねいな言葉】は、どの時代・場所にも有効です。
「今日は、どこにいってきたの?」
「昨日は、だれとあそんだの?」などいわゆる、こそあど言葉の獲得も日本語を使いこなすことには必要です。
他にも、日本語は、主語がなく話せてしまう言語であるため、療育を必要とする子どもたちにはわかりにくいことがあります。
「今からおやつですよ。手を洗ってね。」
といっても、いわれる子どもたちにとっては自分に言われているとわからない場合があります。
「▲ちゃん、今からおやつだから、手を洗いにいこうね。」と話すと、言う側・言われる側もストレスなく会話が成り立ちます。
以上のことから、【とも】では、丁寧な言葉かけ、こそあど言葉(指示語)主語を明確にした言葉かけを大切にしています。
~おまけ~
【とも】の職員は、関西人ですので、関西弁で『がはは!なんでやねーん』と笑うことも多々あります。
そういう場合も、「私は、出身が大阪やからこれは大阪弁やねん。」と子どもたちに説明しています。
方言は、地域独特の文化です。関西弁でも、ていねいに話すことで受け取り側の不快感は軽減されます。いくら関西弁だいっても、『あほやなぁ』などの否定的を子どもに投げかけることはしていません。
最近は、算数関連のブログ記事が多かったので今回は国語に関するお話でした。
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