オルタナティブ・スクールとも

兵庫県宝塚市の児童発達支援・放課後等デイサービス a.s.tomo(@)icloud.com

児童発達支援の『とものアイドル』

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本来であれば、11月〜12月には音楽会を開催しているので、そろそろ、ダンスユニットやそれぞれの出し物を子どもたちと相談し始めるのですが、この新型コロナウィルス(COVID -19)禍の終息が見えない中で開催するのは、なんとも難しいと考えています。

 

昨年、誕生したダンスユニットの女の子2人は中学生になりました。大きな舞台でも堂々と踊りきりましたが、実は寸前まで楽屋で練習するほど緊張していました。

 

そんな可愛いくて、キレキレのダンスを踊る【とものアイドル】をおびやかす存在が、、、、、笑

 

年齢は、2〜3歳の2人です。『パプリカ』を踊ったり、『きりんさん、きりんさん、どうして〜』を可愛くお尻を振って踊ったり、、、、職員もメロメロになりながら、一緒に踊っています。(ただし、職員は『パプリカ』はどうしても覚えられないので2人頼みです。)

 

中学生になった2人が、児童発達支援に来られるお子さんに会うことは音楽会をやらなければ難しいのですが、中学生2人には「アイドルの座が脅かされているよ。もっと、笑顔の練習とかした方がいいかも、、、、2人で相談しといてね。」とお願いしています。

 

新しいとものアイドルは、言葉が少しずつ増えて、明瞭になりつつあります。

 

『言葉』『発語』が必要な目的はなんでしょう?

 

相手に自分の思いを伝えるため、興味関心を他者と共有するためです。

 

まずは、子どもの興味関心に出来るだけ寄り添いながら、その一つ一つに大人が丁寧に言葉を添えていく作業がとても重要です。

 

もちろん、顎の筋肉を育てることなど同時並行でやるべきことは、その都度保護者様にもご提案しています。

 

間違えて入ってしまった『言葉』(例えば、赤い色の服を『黄色』などと言うこと)も発語された時に、

「違うでしょ。黄色。」

と訂正して言ってしまわず、

「黄色い服、可愛いね。」

などと言い替えることで、

子どもが伝えたい(話したい!)という気持ちをそがないことが何より大切です。

 

そして、何より気になる他者(保護者を含む大人、一緒にすごす子ども)の真似(学習)をします。

そう思うと、何かを教えこまれるよりも、子どもたちが関心を持ってくれる大人や子どもがそばにいることがとても大きな環境設定です。

その際に、大人の介入の仕方がとても重要です。

一人一人にあった、介入の仕方を遊びの中や生活の中で取り入れられるように保護者様にもお伝えしながら、日々を大切に過ごしています。

 

『とものアイドル』たちは、きっと音楽会でファンが増えると思います!

 

さて、デビューをいつにするか?

新型コロナウィルスの先が見えないのが辛いところです。