オルタナティブ・スクールとも

兵庫県宝塚市の児童発達支援・放課後等デイサービス a.s.tomo(@)icloud.com

兵庫県から「高齢者施設及び障害者支援施設等の従業者等へのPCR検査業務」を受託

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コロナウイルス対策として兵庫県が上記の通り「高齢者施設及び障害者支援施設等の従業者等へのPCR検査業務」を委託しました。

その制度を利用して、[オルタナティブ・スクール とも]の職員は、3月中までに職員のPCR検査を4回実施します。(すでに1回は実施済みです。)

 

本来は、一施設2回上限ですが、多機能型で児童発達支援と放課後等デイサービスの2つが[オルタナティブ・スクール とも]の事業なので、4回受けることが可能です。

 

1月と2月は、国の政策としての無料PCR検査を職員には受けてもらっています。

 

先日、報道で10才未満児のお子さんの死亡(基礎疾患無し)を知りました。

大切なお子さんをお預かりする職員も出来る限りのことをして、新型コロナウイルス感染拡大を防止したいと考えています。

一人で移動する

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Aさんのお母様と連携して、阪急宝塚駅から[とも]に向かう途中の道中をAさんが住宅街を一人で歩くことに挑戦しました。

一人で移動することが出来るようになると、将来の選択肢は広がります。

もちろん、そこには助けを求める力も必要です。危険を回避する力も必要です。

でも、少しずつでも移動範囲が広がると、生活の質(好きな物を自由に買いに行く、好きな場所で遊ぶ他)が格段に上がってきます。

 

私が保護者の方に提案するのは、

①子どもたちの選択肢を広げること

②親が少しでも楽をすること

③親の不安・支援者の不安を子どもに投影させないこと

です。

 

Aさんは、[とも]のすぐそばの花壇で停まってしまいましたが、怪しげな[とも]の職員がチラチラと覗きながら、お母さんには携帯電話で連絡をしつつ帰っていただきました。

ちょっとお芝居をして、偶然、Aさんと職員が出会った素振りをして、残りの10mほどは喋りながら[とも]に「ただいま〜」と帰ってきました。

 

その前日には、Bさんが[とも]から家までの直接距⒈3キロを一人で帰りました。

最初は、お母さんが[とも]にお迎えに来られる予定でしたが、「一人で帰れる!」と手を振って歩き出したので、すぐにお母さんに連絡をして、職員が尾行して、途中でお母さんの車と出会う格好をとりました。

 

お母さんに出会ったBさんは「お母さんは、家に先に帰って」と言って、車に乗らず、坂の上の家まで汗だくで帰りつきました。

 

もちろん、お母さんは「おかえり!すごいね!」とハイタッチです。

 

私はBさんに電話をして、「信号は赤で渡ったの?青で渡ったの?」とたずねました。

「赤は停まった」と話してくれました。ほぼ、私の質問の回答はあっていました。

ちなみに翌日、後ろからコソコソと職員が隠れながら走ったりするのをBさんにはバレていたことを知らされました。

「あー尾行は失敗や!苦笑」

 

5mでもいいのです。少しずつ、大人が手を離すことを意識するだけで、子どもは自信をつけて自分の世界を広げることが出来るのです。

 

 

Aさん、Aさんのお母さん、Bさん、Bさんのお母さん こんな素敵な成長の瞬間に立ち合わせていただきありがとうございました😊

児童福祉法の一部改正に伴うこども家庭庁の位置づけ

 

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https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000911117.pdf

児童福祉法・こども家庭庁関連法の 状況について/厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉

 

【こども庁】という名前から【こども家庭庁】に名称変更はあったものの、大筋が決まってきたようです。

 

今は、[オルタナティブ・スクール とも]は、厚生労働省下の元(指定は兵庫県知事)で児童福祉法に基づいた療育施設です。

 

今後は、上記の表にもあるように、厚生労働省ではなく【こども家庭庁】に引き継がれるようです。

 

「そんなこと知らないでもいいや。」では済まされないのが、こどもはいつまでも《こども》ではないからです。

 

多くの人が、実は厚生労働省が所掌(つかさどること)している、法律とは無縁でないからです。

 

労働、医療、福祉などがよく知っている厚生労働省の所掌事務です。当然、税金を使うことなので、それぞれのサービスには必ず、法律があります。

(例外的に『療育手帳』は、根拠になる法律はありませんが。)

 

良い意味で切り離して、横断型になってくれると、

「こっちは文部科学省に聞いて、こっちは厚生労働省に聞いて、、、」

というような二度手間が省けます。

もう少し、簡単に考えると

「こっちは教育委員会に聞いて、こっちは障害福祉課に聞いて、、、」

というような手間が省けるのです。

 

これは、私たちのような事業所だけの問題ではなく、子育てをしている保護者の皆様にとっても手間が省ける仕組みでないと新しい庁が出来る意味はありません。

 

【こども家庭庁】が単なる政治的な目玉として利用されることがないように、また、全ての国民が無縁ではない厚生労働省とこどもでなくなった時にもきちんと連携してもらえるように、今後も議会制民主主義の主権者として、税金の使い方を含めて、議員(自分が選挙で選んだ人でなくても全部です。)の活動には注目し、物申す姿勢をとっていきたいと思います。

 

「どうやって遊ぶ?」

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たかがリップスティックされどリップスティックと大人は思いがちです。

体幹を鍛えることももちろん、自分が進みたい方向を見なければ思わぬ方向に進むため眼球運動を意識して注視しなければいけません。

おそらく、子どもたちは「乗れるようになったことが楽しい!」だけなのでしょうが、さまざまな要因が含まれていることを保護者様にもお伝えしながら[とも]にマイリップスティックを持ってきてもらっています。

 

それ以上の効果が、、、、

最初は、子ども同士で教え合うという姿が見られました。

人に何かを教えるということはとても難しいのです。相手がわかるように説明するのは大人でも難しくて、私も日々頭を抱えています。

相手が違えば理解の仕方も違います。

そこで言葉の使い方もずいぶんと上手になってきたことは、見ていてもわかっていましたし、時折、「違う言葉に出来ないかな?」と説明の方法を考えてもらったりもしていました。

 

先日、久しぶりに子どもたち3人と、戸外の車がほぼほぼ通らない近隣の場所でリップスティックをやることにしました。

 

1人1人がただ乗って楽しいということはもう終わった段階です。

 

Aさん「なんかリップで出来る遊び考えようや?」

Bさん・Cさん「えーーーなに?」

Aさん「おいかけるかとか?乗りかえる技を順番にするとか?」

Bさん「わからへん」

Cさん「こんなんはどう?」

 

リップスティックに乗ることが出来ない私には何もアイディアが浮かばず、子どもたちが押しつけではなく【合意形成】をとりながら考えをまとめていく姿に正直「すごいなぁ〜今までやったら強引に〇〇しよ!」だったのに、、、、、☺️

子どもたちが互いに意見に耳を傾けながら遊び方を話し合う力をつけてきたことに感動しました。

 

こころが疲れた時のリラクゼーション/国立研究開発法人国立成育医療研究センター

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https://www.ncchd.go.jp/news/2021/210819.html

▲国立研究開発法人国立成育医療研究センターWEBサイトより

 

新型コロナウイルスによって、日本中のこどもたち、そして私たち大人も、気づかないうちに日々のストレスが持続しているかもしれません。
ストレスに気づいたとき、それを自分でコントロールできる方法をもっていることは、子どもたちのレジリエンス(こころのばね、ストレスをこころの成長につなげること)、に繋がります。
この動画は、ストレスに対するセルフケア(自分でコントールできる方法)としておすすめの4つの方法をアニメーションでご紹介しています。ぜひ、こどもたちと、そしてご自身のケアに、ご活用ください。

 

「こころが疲れたときのリラクゼーション教室①(深呼吸)」

https://youtu.be/bsiYMxlNYeM

 

「こころが疲れたときのリラクゼーション教室②(ストン体操)」

https://youtu.be/fxvESsy7h0I

 

「こころが疲れたときのリラクゼーション教室③(マインドフルネス・音を探す)」

https://youtu.be/AmTtWLE8X8c

 

「こころが疲れたときのリラクゼーション教室④(マインドフルネス・遠くを見る)」

https://youtu.be/tQJzvd38FJU

 

*国立研究開発法人国立成育医療研究センター【こころが疲れた時のリラクゼーション】公式WEBサイトから見やすいように切り取って掲載しています。

 

コロナ禍だけではなく、子育てでしんどい時、仕事でしんどい時、お子さんと一緒にやってみてください。

 

普段から[とも]では、子どもたちがクールダウンしやすいように呼吸に意識を向けることを心がけています。

すぐに出来なくても、

「ふーーーー」

と言いながら息を吐くことを意識すると自然と深い呼吸ができます。

出産時にラマーズ法で「ひーひーふーーーーーー」と声に出すのも、呼吸に意識を向けることで、身体の緊張や痛みから自身を解放するためです。

 

子どもに人気がある【鬼滅の刃】も、技を使う時に「全集中、、、、、」と言いながら、呼吸に意識を向けます。

実は、この【鬼滅の刃】ブームに便乗して2年前の全学校閉鎖の時に、ぶらんこをつかって呼吸に意識を向ける練習(子どもたちにとっては遊びですが、、、)をしました。身体から力が抜けて、自分が思ったような動きがスムーズに出来ることに子どもたちは気付きました。

 

何かにイライラした時も、まずは

「ふーーーーーー」

と言いながら息を吐くことで、イライラをぶつけずにすむことも多いのです。

 

ちなみに、私はマインドフルネスでこの2年間の緊迫状態から脱しようとしています。

なかなか日頃から習慣化していないと難しいので、寝る前など決まった時間に取り入れるのがいいのかな?と感じています。

眠りにくい方にもお勧めです。

道路交通法(運転者の遵守事項) 第七十一条

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(運転者の遵守事項)

第七十一条

 五の五 自動車又は原動機付自転車(以下この号において「自動車等」という。)を運転する場合においては、当該自動車等が停止しているときを除き、携帯電話用装置、自動車電話用装置その他の無線通話装置(その全部又は一部を手で保持しなければ送信及び受信のいずれをも行うことができないものに限る。第百十八条第一項第三号の二において「無線通話装置」という。)を通話(傷病者の救護又は公共の安全の維持のため当該自動車等の走行中に緊急やむを得ずに行うものを除く。同号において同じ。)のために使用し、又は当該自動車等に取り付けられ若しくは持ち込まれた画像表示用装置(道路運送車両法第四十一条第一項第十六号若しくは第十七号又は第四十四条第十一号に規定する装置であるものを除く。第百十八条第一項第三号の二において同じ。)に表示された画像を注視しないこと。

 

[とも]の送迎車のカーナビには、テレビを観ることが出来る機能や音楽を聴くことが出来る機能が付いています。

もちろん、多くは目的地に行くためのナビゲーション機能として活用しています。

自家用車をお持ちのご家庭であれば、走行中にお子さんがTVなどを観ることが出来るように走行中も番組やDVDが流れているのは、よくあることかもしれません。それは、あくまでも運転者が観ないことが大前提だからです。

 

上記の道路交通法にも【運転者の遵守事項】として明記されています。

 

[とも]の送迎車は、いつも同じお子さんが乗るのではありません。年齢も興味もまちまちです。

昔、家庭で勃発したチャンネル争いを思い出してください。

送迎中に車内でチャンネル争いが起きれば、大変、危険です。

(3列目に座ったお子さんも2列目に座ったお子さんも運転手の左側の画面はほぼ観ることが出来ないので、ケンカが予見出来ます。)

 

[とも]の送迎車のカーナビは、信号待ちで停まったり、お子さんのお家の前に停まった時にしか映像はを観ることが出来ません。

 

慣れない間は、子どもたちから「えーーー続きを観たい、、、、」とブーイングがあったことも事実です。

その度に、「道路交通法を守っているから、動いている間は観れないよ。」と伝えています。

 

すると、子どもたちは「あー次の信号、赤にならへんかな?」とワクワクして待ってくれます。

 

と言っても、おおむね流しているのはニュースなので、映像がなくても聴き取ってはいるのですから、[とも]に着くとニュースの話題になったりもします。

 

最近は、残念なことに《戦争》だったり《コロナ》関連のニュースがほとんどですが、、、、、

 

宝塚市第3地区地域生活支援会議

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https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/040/813/20210226bunkyo/20210226_3.pdf

宝塚市地域福祉計画(案)より/宝塚市健康保健福祉部安心ネットワーク推進室地域福祉課

 

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http://takarazukashakyo.life.coocan.jp

宝塚市社会福祉協議会

[とも]の所在地は宝塚市川面です。

 

第3地区生活支援会議へのお誘いをいただきました。

 

私としては、「お誘いいただきありがとうございます😊」と大喜びです。

 

隣近所との関係が疎遠になりがちな現代社会の中で、80代の親御さんが50代の子の面倒をみているうちはまだしも、当然、親御さんの介護が入ればそんな立場は逆転し、日本各地で悲惨なニュースが後をたちません。

 

もちろん、それ以外にも子どもの虐待やネグレクト、コロナ禍での貧困者の増加などなど、、、、、日本の社会が抱えている問題は山積です。

 

先日、勃発したロシアのウクライナへの軍事介入ももちろん許されることではなく【戦争反対】は絶対ですが、日本社会が抱えている問題もヒトがあたかも他人事のように考えている(考えたいと思っている)ことは、次は我が身に起きることを肝に銘じなければいけません。

 

そんな中でまずは、公的に認められている機関の職員が顔見知りになり、「うーーーん、困ったな!」と思った時に「あ!あの人に相談してみようか!」という他者を頼ることをはじめないと、地域の方はもっとどうしていいのかわからないはずです。

 

先日、《医療的ケア児コーディネーター》の研修を修了し、県知事から修了証書をいただきました。([とも]では、私が2人目です。)

この研修の際にも、横断型の支援をする為には「まずは、色々な職種の人や地域の方と知り合い、本人やそのご家族が地域の中でどうすればより生きやすいのか?」を考えることが基本にあると学びました。

 

私は長く、児童福祉(保育所と発達支援センター)の世界に公務員として関わらせていただいてきました。しかし、自身もだんだんと年を重ねて子どもとはいえなくなった成人した我が子に助けられていることを実感しています。学校で全くもって関心がなかった老人福祉には目もくれなかったのですが、自分がいよいよそっち側に片足を突っ込みはじめると「わーどうしたらいいの、、、、、」と想像もつきません。

今を生きることは、いずれは平等に訪れる《死》を受け入れることでもあります。これは、結構、難しいことです。死生観というのは、特定の宗教を持たない私のような人間には、かなり持ちづらいことです。

 

地域生活支援会議に参加させていただくにあたり、横の繋がりだけではなく、

[どう生きるか?]

を私が自身が考えていけるように、そして、少しずつでも地域社会がほど良い距離感で助け合っていけるような仕組みを会議の参加者と立案出来るようにしたいと思っています!