オルタナティブ・スクールとも

兵庫県宝塚市の児童発達支援・放課後等デイサービス a.s.tomo(@)icloud.com

絵本や本を楽しむことからはじまることばあそび

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《じごくのそうべい》

は、地獄八景という上方落語がモチーフになっているちょっと長い話です。

絵が好きなAさんは、

「もう一回!」

とリクエストしてくれるほど聴き入ってくれるので、読む私も演技力が試されているようです。

 

文字をただ追って読むだけでは面白くもなんともないのですが、

演劇風に読むと《じごくのそうべい》は何とも面白いお話で、Aさんも釘付けです。

(2回読むと私もヘトヘトで、《めっきらもっきらどおんどん》にかえました。)

 

 

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Aさんは《焼き鳥の教科書》の本を開いて

「何が書かれているの?」

という難しい文法で質問をしてきました。

(去年の今頃は「ヤダヤダヤダ」しか話さなかったのに、、、、、もう、大人顔負けです。)

 

Aさんは

ししとうが好き!」

と言うので、大人は

「えーーーAさんはししとうが好きなの?うーん、ちょっと辛い時もあるんだけどなー。Aさんはピーマンも好き?」

と会話を続けると、

 

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Aさんは本棚から《野菜》の絵本と《果物》の絵本を引っ張り出してきました。

野菜の仲間という概念を理解しているということです。

 

 

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最近、お腹が痛くなったAさんに

「どうしておなかがいたくなるの?」

と質問されて、

《うんちはどこへ》

という絵本と

《ポップアップ 人体えほん―からだのふしぎがとびだすよ! 》

を使って

『だいちょうにうんちがたまって、こうもんからうんちがでるんだけど、だいちょうでうんちがとまっているからいたいのかな?』

と説明をしました。

 

《ポップアップ 人体えほん―からだのふしぎがとびだすよ!》

で骨にも関心を持ったAさんは、自分も同じように並んで仰向けになり職員も誘い3人?で並んでみました。