コロナ対策に求められる「子どもへの視点」 小児科医がいま思うこと
https://www.asahi.com/articles/ASR6H4T4FR5YUTFL00T.html?iref=sp_extlink
下記引用
新型コロナウイルス感染症は5月8日に感染症法の分類で「5類」に移行したが、オミクロン株に置き換わって以降、
子どもでも死者が増えるなど、大きな影響をもたらした。後遺症が残りやすい急性脳症は、子どもに多くみられる。
日本小児科学会の斎藤昭彦理事(新潟大教授、小児感染症学)に、今回あぶり出された課題や次の備えについて聞いた。
――新型コロナが5類に移行しました。
日本では、流行の中心がオミクロン株になった2022年から、子どもでの感染が広がりました。
とくに22年夏の第7波では、患者が一気に増え、重症になるお子さんが増えました。
全国で、新型コロナに感染後に重症化し、小児の集中治療室(PICU)などに入る子どもが一時70人以上になった、
という報告もありました。
入院に至るのは、熱性けいれんが原因になることがほとんどでした。
これまでは、季節性インフルエンザなどによって熱性けいれんを起こす子は生後6カ月~5歳の子が多かったのですが、
新型コロナでは小学生など年齢の高い子どもにもみられ、入院する子も多かったです。
まれですが、急性脳症を起こし亡くなる子や後遺症が残る子も出ています。
患者数が増えると、持病がなくても一定の数の重症者が出るということを忘れてはいけないと思います。
*登録すると全文を読むことが出来ます。