オルタナティブ・スクールとも

兵庫県宝塚市の児童発達支援・放課後等デイサービス a.s.tomo(@)icloud.com

子どもを見失った時

【迷子】という言葉がありますが、それはあくまでも大人の視点から見た場合です。

子どもにとっては【迷い大人】です。

 

①行き先が決まった範囲の場合:お互いに見失った時に集合する場所を決めておく

②広範囲で遊んだり、移動している場合:初動10分で見つからない時には警察や警備に連絡をすみやかにいれる。

 

②が遅れると子どもは思った以上に遠くまで移動してしまい、見つかりにくくなります。

 

拠点になる大人は心配でも動かずに、それぞれからの電話連絡を受けて采配すること。

出かける際に着ている服装は、記念写真でも良いのでスマートフォンで撮っておくこと。

名前を聞かれたら答えることが出来るか出来ないかを把握しておき、名前を言えないのであればどんな反応をするのか?を警察には伝えることが出来るように事前に知っておくこと。

 

特に電車移動がある時には、県を越えた捜査を警察にお願いすることになります。

鉄道会社も変わります。

住民票がある警察にまずは連絡を入れる。

見失った場所の警察(県をまたぐと連携を取る中心は住民票がある県の警察です。)に連絡を入れる。

鉄道会社の改札口にいる職員に連絡をする。

 

特に電車好きなお子さんは泣かずにそのまま電車に乗っていることも考えられるので、車内で泣いていないでしょう。

そうすると周りの大人も気づかないことがあります。

 

これから師走や年始にかけて、少し家から離れた場所へ出かける機会も増えます。

 

初動10分で見つからない場合には、すぐに警察や警備の方を頼って下さい!

 

寒い日に小麦粉粘土

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日曜日からの寒波はさすがにこたえます。

24時間換気のおかげで、朝、出勤すると室内温度は【3℃】、、、、、、

ガスストーブとエアコン2台をフル回転しても、窓も開けて玄関も開けて、挙げ句の果てには玄関先には外に向けて大型の扇風機まで回して換気扇を使用しているので、そう簡単に室内温度は上がりません。

 

子どもたちが来る頃にやっと【17℃】ぐらいまで上がっていますが、これは庭に出られたらまた寒い、、、、

通常、太陽が上がってくると南向きの庭はそこそこ暖かくて室内よりもポカポカしている日もあるのですが、今回の寒波はそうはいきません。

 

ということで、【小麦粉粘土】遊びを準備しました。

小麦粉+塩+食紅+油+水

で作りました。

米粉でも代用出来ますし、少し口に入れても安心です。(昨日は食べないように伝えました。)

 

指先を使うこと、手のひらで丸めること、麺棒で伸ばすこと他、紙コップに入れたり紙皿に入れたり《見立て遊び》も楽しいですね。

 

途中で取り合いも勃発しましたが、

「いや!」「ダメ」(今、使ってるもん!)

「ちょうだい!」(〇〇ちゃんが使っているのが欲しい!)

「どうぞ」(うまく出来たから食べてね!)

など、カッコ内は大人が短くて簡単な言葉で付け加えます。

 

午前中の未就学のお子さんは、それぞれが集団生活を経験していたり、全くの未経験だったりします。

憧れの人の真似をして覚えるのは、子どもも大人も同様です。

ただし、そこに【合意形成】と【いや】を言えることは今後とても子どもたちには必要な力です。

時折、激しい奪い合いもありますが、それぞれの保護者様に状況を説明して納得していただきながら大きなケガに繋がらない程度までは許容していただいています。ありがたいことです。

 

公園ではつい「貸してあげなさい!」と親は言いがちです。

貸したくない思いの背景、順番を待てない背景を大人が短く簡単な言葉で代弁することも大切です。

 

「療育とは何か」に関する調査の協力

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https://sociology.exeter.ac.ukエクセター大学(イギリス)

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https://sociology.exeter.ac.uk/staff/russell/#supervision

調査者:篠宮紗和子
PhD Student University of Exeter

 

上記のイギリスの公立大学で博士号の論文をまとめておられる篠宮紗和子さんの研究に協力させていただきました。

 

■ 調査の目的と背景

この調査の目的は、発達障害福祉関係者の方が「療育」をどのようにとらえているかを明らかにすることです。

「療育」は外国語に訳すことのできない概念で、非常に曖昧で、人によって異なる使われ方がされています。

「発達支援」という言葉もありますが、両者が同じ意味で使われて いる場合もあれば、そうではない場合もあります。

科学的なエビデンスのある方法(行動 療法など)を指す場合もあれば、生活支援全般のことを指す場合もあります。

また、時期によって「療育」の意味が変わってきたという指摘もあります。
こうした状況の中で、「療育」の現場ではこの言葉がどのように使われているのか、ど のような「療育」に対する意見を持っておられるのかについて、お話をお聞きして整理したいと考えています。

類似の概念である「発達支援」についても、同様にお話を伺えます と幸いです。また「療育」について長く携わってこられた場合、この言葉の意味の変化 や「療育」を取り巻く状況の変化についても、ご存じの範囲でお聞きしたいです。

 

という【目的】で調査をされておられます。

 

私自身の長い職業人生を整理することにもあると思い、調査に協力させていただきました。

 

当初は【医療】の中で、OTやPTが医師の指示のもと行っていたのが【療育】と実感したのは、学生の頃

https://www.osaka-med.jrc.or.jp/seishi/

《大手前整肢学園》

に見学実習に伺ったのが最初だと思います。

それが厚生省だった頃のイメージなのかもしれません。

 

時代は大きく流れて、【療育】というかなり曖昧な言葉が日本国内で使用されるようになったことを研究されているのが

篠宮さんだったということです。

 

医療+教育 が【療育】なのか?

それもちょっと違うと思います。

 

私の中で置き換える言葉があるとすれば【共育】(教育ではありません。)かな?とインタビューでも伝えました。

それは、大きな枠組みでの支援者(周りの子どもたち、保護者や地域の方も含む)も共に育ち合う意味があると考えています。

オルタナティブ・スクール とも』の職員は皆、そういう認識であると思っています。

 

もちろん、子どもたちの発達の段階や必要な働きかけを観察し、分析して職員だけではなく保護者様とも共有しながら一歩ずつすすめていくことも含んでいます。

一方的に何かを【教える】というのとは違うのです。

 

時差が9時間あるイギリスでは、サッカーワールドカップの[イングランド対フランス]が日曜日の未明に放映されていたそうです。

(篠宮紗和子さんが留学されているエクセター大学はイングランドにあるそうです!)

大学で試合を観ておられた篠宮さんのお話によると

「フランスが一点決めた時の周りの人が頭を抱える姿がすごくて、、、、、」

と話しておられました。(日本がまだ負けていなかった時の試合を思い出します!)

 

英国は[グレートブリテン及び北アイルランド連合王国]として国連にも参加していますが、

FIFAでは[イングランド][ウェールズ][スコットランド][北アイルランド]としています。

 

オルタナティブ・スクール とも』で流行っている国旗カードには、英国のユニオンジャックと呼ばれる国旗しかなく、

今回のサッカーワールドカップでは、[イングランド]の国旗は小学3年生が白いカードに描いて、[ウェールズ]の国旗は中学1年生が描いて付け加えました。

社会のよい学びになったのは言うまでもありません。

 

篠宮紗和子さんには、

「ともの子どもたちの中で留学したいと言い出すお子さんがいたらぜひ相談にのってください!

それが、私は繋がり(ご縁)だと思っています。」

とお願いをしました!

発熱等診療・検査医療機関 公表一覧(令和4年12月8日時点) /兵庫県

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https://public.tableau.com/app/profile/.41901870/viz/4128_16704035658300/1_1

兵庫県感染症対策課 新型コロナウイルス対策班作成

 

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/hatsunetsusoudan.html

▲発熱等の症状がある場合の医療機関受診方法の案内/兵庫県

 

https://public.tableau.com/app/profile/.41901870/viz/4128_16704035658300/1_1

発熱等診療・検査医療機関 公表一覧(令和4年12月8日時点)/上記の兵庫県庁のサイトから外部リンクにとべます。

 

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地域で【宝塚市】を選択してください。

宝塚市内の発熱外来が表示されます。

aはかかりつけ医でなくても電話連絡をして受診可能です。

bはかかりつけ医なので、日頃から受診経歴があれば電話連絡をして受診可能です。

 

宝塚市教育委員会兵庫県教育委員会のWEBサイトで学校の学級閉鎖の状況が把握できます。

確実に罹患者が増加しています。

 

無症状、軽症であっても他者にうつすだけのウイルス量が呼吸とともに排出され空気感染させます。

 

後遺症も問題視されています。(無症状、軽症であっても後遺症は同様です。)

ウイルスが体内のどの部分に残存して、どのような後遺症を起こすのか?は明確になっていません。

 

今後とも不織布マスクの着用とアルコール消毒や手洗い、体調管理の徹底にご協力ください。

また、寒いのですが引き続き暖房をしながら24時間の換気と窓と玄関の開放をしています。

ご理解ください。

 

職員は県の指示に従い、2回/週の抗原抗体検査を実施しています。

ただし、残念ながらPCR検査ほどの精度は期待出来ません。

(コロナ対策に取り組んでおられる尾身茂医師も罹患の発表がありましたがご自身は『抗原抗体検査』を提言されていたにも関わらず、

軽症ですがPCR検査をされて【陽性】になったとにことです。)

 

私の知人も高熱と頭痛があったものの、抗原抗体検査は【陰性】でPCR検査では【陽性】でした。また、知人は完治ののち海外に仕事で出たものの、帰国前72時間のPCR検査が【陰性】であることという日本の入国の条件を1ヶ月後も満たすことが出来ず、現地のホテルで待機したそうです。

すなわち、罹患後に症状が改善されても1ヶ月はPCR検査で【陽性】になるほどのコロナウイルスが体内に残っているということです。

 

クリスマスや年末年始と賑やかな場所に出かける機会も多いと思いますが、不織布マスクを着用してアルコール消毒なども忘れないようにしてください。

 

 

 

 

「働きたいあなたへのシンポジウム ~みんなが輝く共生社会をめざして~」

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阪神北県民局 宝塚健康福祉事務所より案内が届きました。

LIVEと録画配信があります。

興味がある方はぜひお申し込みください。

 

1 事業名  令和4年度阪神北地域障害者就労支援シンポジウム
「働きたいあなたへのシンポジウム ~みんなが輝く共生社会をめざして~」
2 日  時  令和5年1月31日(火) 13:30 ~ 16:40
3 場  所  宝塚市文化施設ソリオホール(宝塚市栄町2丁目1-1 ソリオ1 3階)
4 参加申込  ①~③のいずれかの方法によりお申し込みください。
①下記URL(パソコン)
QRコードスマートフォン
③添付のちらし(裏面)によりFAX送信
(申込締切:令和5年1月24日(火))
↓申込URL(パソコン)
https://www.e-hyogo.elg-front.jp/hyogo/uketsuke/form.do?id=1666676275239
 
QRコードはチラシに掲載されています。

 

 

将来を考える 40歳から10歳のひき算/(うさぎ1号)こと平岩幹男医師のYouTubeチャンネルより

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https://m.youtube.com/watch?v=z7-JopQCU1Q

将来を考える 40歳から10歳のひき算

 

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うさぎ1号 こと平岩幹男医師のYouTubeチャンネルです。

 

我々、療育施設の支援者はもちろん、保護者様にもわかりやすく短い説明をYouTubeを使用されています。

 

【将来を考える 40歳から10歳のひき算】では、社会資源を広げることもお話の中にありました。

困った時に慌てて何かを探しても見つからないのは私たちのような福祉の現場にいる人間にはよくあることです。

保護者様だけで考えるのではなく、出来ればご本人も含めて相談支援専門員が中心となって

《本人が選択できる》

社会資源(もちろん制度もありますが、すぐに制度が使えるとは限りません。)を相談支援専門員が開拓していくことが相談支援専門員の責務です。

 

これ、なかなかハードルが高くて結果的には私たち『オルタナティブ・スクール とも』の職員が勉強して

「これは使えませんか?」「ちょっと聞いてみるわ!」

と、【地域の集まり】や【医療的ケア児コーディネーター】(ともには3人います!)や【虐待防止向上研修】などで知り合った人と名刺交換をして、

「どんな地域資源を使いましたか?」と連絡を取ったりしています。

 

もちろん、今現在抱えておられる《高校入試》についてもおそらくですが、中学校の[進路指導]より詳しい職員に相談支援をしてもらっています。

 

要するに『オルタナティブ・スクール とも』の職員が色々な知識や経験で保護者様のご相談に応じています。

 

例えば、《里帰り出産》をされる他県からの保護者様の問い合わせにも、「これはどう?」と職員間で確認をしながら、場合によっては現在ともをご利用中の保護者様にも情報をいただいたりします。(これは保護者様自身が社会資源として貢献して下さっています!)

 

福祉職員がどんどん変化する全ての制度を知っているわけではなく、日々、勉強しているということです。

もちろん、『オルタナティブ・スクール とも』には教員免許を持っている職員もいるので、その職員は〈特別支援教諭2種免許〉までさらに取得しながら、教育の側面での勉強をしてくれています。

 

うさぎ1号先生がおっしゃているように、社会資源とどうつながるか?は長い人生でかなり重要なポイントです。

(制度だけではどうにもならないことが多々発生します!)