学校での障害児の隔離永続化に懸念 国連・障害者権利委が勧告
https://www.kyobun.co.jp/news/20220912_02/
教育新聞公式WEBサイトより
「今回の国連の勧告についてご関心のある方は、この記事を熟読してください。真のインクルーシブ教育システムを実現するには、特別な場を残す/なくすという議論の前に、通常のクラスで行われるカリキュラム全体を根本的に変えて、ユニバーサルデザイン化と合理的配慮の保障を徹底する必要があります。通常学級のユニバーサルデザイン化の徹底こそが国の将来を左右すると私は考えています。」と本田秀夫信州大学教授がFBに投稿されています。
国連が日本政府に勧告「障害にある子どもにインクルーシブ教育の権利を」野口晃菜博士(障害科学)/インクルージョン研究者
https://news.yahoo.co.jp/byline/noguchiakina/20220910-00314466?fbclid=IwAR1LPuoXnnd04hYFyWFfGniNdaRpty7_rwJeHsUmIBAE3rBaWja6Sn9RYs
もうご存知の方が減ってしまっているのかもしれませんが【就学免除】という言葉で身体障害を持つお子さんが地域の学校に行くことすら叶わなかった歴史があります。
ご本人の市民運動の結果、地域の学校の門は開かれました。
しかしながら、日本全体で見ているとまだまだ全体主義的な学校教育システムがあらゆる子どもたちにとってかなり弊害を起こしていることは、本田先生が言われていることだと思っています。
カリキュラム(文部科学省指導要領)に基づく一律の教育は、すでに全ての子どもたちにとって苦行になっているのではないでしょうか?
ユニバーサルデザイン化も合理的配慮も本来すべての人になされても不具合はおきず、「あーこうしてもらえると生きやすい!」となるのだと考えています。
《オルタナティブ・スクールとも》では、大人も子どもたちに「こういうふうに説明してもらえると私はわかりやすいからお願い!」と言うことが多々あります。
自分の苦手なことを相手に伝えることで、相手も配慮しやすくなるのです。逆にそれで子どもたちは自分が得意な形で接してくれる術を身につけてくれるので、子ども同士でも必ず相手と自分の落とし所を見つけてイライラもしなくなります。(呼吸に集中する術もずいぶんと習得しているのもあります。)