排泄(はいせつ)の自立
保育雑誌『PriPri』/株式会社世界文化ワンダークリエイト公式WEBサイトより
《排泄の自立》
は、保護者様の多くが「どうしよう、、、、、」と悩まれています。
0歳児を受け入れる保育園に長く勤務した私は、我が子のいわゆる《トイレットトレーニング》は保育園任せでしたが、
その分他のお子さんの《トイレットトレーニング》にはたくさん関わらせていただきました。
年齢ではなく、そのお子さんのタイミングを見計らって進めることが何より大切です。
生物学的に【男性】の場合
・排尿は立ってするか?座ってするか?
・排尿する際に「おちんちん」の向きを便器に向ける
・排尿後はトイレットペーパーで拭かずに「おちんちん」をチョンチョンと振るようにして先に残った尿を切る
これは、「おちんちん」を持たない生物学的に【女性】の人には少し難解なようです。
女性は排尿の後にトイレットペーパーで拭くのが当たり前だからです。
(NGワード【おちんちんは汚いから触っちゃダメ】です。排泄物は空気に触れてから汚くなるのであって、そもそも自身の身体の部位が
汚いのではありません!)
生物学的に【女性】の場合
・排尿後は前から拭き、排便は後ろから拭く(女性の場合は排泄物が出る穴が3か所なのでここは重要です。)
・将来的には月経が始まるので、その時期が来るまでに練習出来るといいかな?と思います。
物理的に気張るということが必要な排便は足が床や台についている方がより重要です。地球の重量の視点から考えても理にかなっています。
出来れば排泄物を観察することも一緒にしていただければと思います。
尿の色やにおい、便の色やにおいや形状は自分の体調がよくわかります。
家で布のパンツにすると大概は「もう、、、、」と床などを汚された時にイラッとします。
なので、私は出来るだけ「家では紙パンツでいいですよ!」とお話しします。
『オルタナティブ・スクール とも』にいる時には布のパンツにして、漏らしたら
「あーおしっこ(うんち)が出てスッキリしたね!」
「シャワーで気持ちよくなろうか?」
とお湯シャワーをしています。(汚れたパンツやズボンは下洗いをしてお返しします。)
【お家で出来ること】
・お風呂に入った時にお尻に手を回して後ろに拭き取るように洗う練習(男女とも)
・お風呂に入った時に女の子は尿道口も膣口も前から洗う練習
(男性もこの時に肛門は後ろに洗うようにすると排便の拭き取りがわかりやすくなります。)
・男の子はおちんちんの洗い方もお風呂で一緒にやってみてください。
*なぜ、お風呂かというと子どもたちは背中に手を回して肛門や膣口がどこにあるのか?を知らないとトイレではまず拭けないからです。)
先日、ともの子どもたちと『ウォシュレット』の話をしました。
「私、ウォシュレットがないとウォシュレットがあるトイレ探す派です!」
とぶっちゃけトークをすると、中学生の男子も小学6年生の女子も
「あーわかるわかる!」
と妙に気が合いました。
場合によってはウォシュレットの使い方を一緒に親子で学ぶのもありだと常々、職員間では話をしていたのでこれはありがたい話でした。
また、家の中でトイレに行くとは限らないのでポケット型の赤ちゃん用お尻拭きをティッシュケースに入れて持ち歩くのもいいかな?
と考えています。
外のトイレのトイレットペーパーって拭き取りにくいものもあって、、、、、
流させるタイプの赤ちゃん用のお尻拭きなら公園のトイレでも安心です。