縁あって丹波篠山市の農家さんの畑で職員が黒枝豆を畑から刈り出す作業から関わらせていただきました。
宝塚市内の公立小学校では小学3年生になると西谷に校外学習として、枝豆とりや芋掘りに出かけるのですが、
持ち帰った枝豆はある程度剪定されていて、枝豆を取るだけになっています。(道の駅やスーパーで売っている物と似ています。)
今回は、全て根っこからとはいかないまでも葉っぱも残した状態で持ち帰ってきました。
午前中の児童発達支援をご利用中のお子さんは「はっぱ!」とまず、葉っぱに目がいきました。
午後の放課後等デイサービスのお子さんは「これ、ともで食べたい!」と持ち帰るとお家の方のおつまみになることを避けようとしました!苦笑
ということで、子どもたちと黒枝豆を枝から取って袋に入れてお家に持ち帰ってもらいました。
指先を使うことにもなりますし、なにしろあとで【食べることが出来る】という目的が明確です!
口頭で
「お家に帰ったら、お水をお鍋にいれて塩を少しいれて《15分》ゆでてもらってね!ゆでるというのは、お鍋のお水をお湯にすること云々」
と説明して、保護者様には日報で別途お知らせしました。
(口頭で伝えられるお子さんは、口頭でなんとか伝えてくれたようです!)
栗に続き、黒枝豆と秋の美味しいものは続きます。
季節の食べ物を意識するだけで会話もはずみます。
会話でなくても《おいしい顔》を共有するだけでも値打ちがありますね!
畑の横で何株かは、豆だけの状態にして持ち帰り職員の家族にも渡すのですが、この作業は結構大変でした。
畑から切り出す作業やそれを畑の外に運び出す作業だけで
「うわー農家さんって大変、、、、」
「これ、土を耕してここまで育てるなんて私には出来ない、、、、、」
と改めて、農家さんに感謝と敬意を払いつつ
「最低賃金で働いて、一体、どれくらいの儲けが出るんだろう?」
とお金の計算もして、、、、
その上、げんきんな私は
「こんなに大変な思いをしても、直接、食べている人の顔が見えないって辛いなぁ〜」
と考えてしまうと農家さんのご苦労とやる気には頭があがりません。