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「発達障害」26歳男:早稲田政経卒が訴える不条理

「高学歴なのになぜバカなんだ?」と罵倒される

https://toyokeizai.net/articles/-/370405

▲早稲田政経卒「発達障害」26歳男が訴える不条理/東洋経済オンライン

 

発達障害と診断後、本当の地獄が始まった
「もっと早く、誰かに見つけてほしかった」

昨年、発達障害と診断されたソウスケさん(仮名、26歳)はこう繰り返した。早稲田大学政経学部を卒業。しかし、出版社での勤務も国家公務員の職場も長くはもたなかった。「あがいても、あがいてもどうにもならないことがたくさんありました。早期発見されていれば、あそこまで苦しむことはなかったのではないか思うと、今も悔しい気持ちです」。


ソウスケさんが長年生きづらさを抱える中、周囲からは容赦なく罵倒された。

「ふざけてんのか!真面目にやれよ」

「高学歴なのに、どうしてそんなにバカなんだ?」

「できそこない」「甘えている」「怠けているだけ」──。

こうした罵詈雑言は彼自身に「自分は人間失格なんだ」と思わせ、自己肯定感を奪い去るには十分だった。会社を辞めた後、注意欠陥障害(ADD)と自閉症スペクトラムASD)とわかったが、時すでに遅し。このころには抑うつや不眠などの二次障害を発症していた。そしてソウスケさんに言わせると、本当の地獄はむしろここから始まった。

「診断直後はホッとしました。予想も覚悟もしていましたし。それなのに、心の奥底で拒否感が拭えませんでした。25年間、“健常者”だと思って生きてきたので。障害者になったことを受け入れられなかったんです。

通い始めた障害者向けの就労移行支援事業所の職員から、まるで子どもに対するようにゆっくり話しかけられ、『よくできましたねー』と言われたとき、『本当に障害者になっちゃったんだな』と思いました。ショックでした。『どうして自分なんだ』『なぜ誰も見つけてくれなかったんだ』。そう思うと、言いようもない怒りが煮えたぎりました」。

慰めてくれる母親に「なんで生んだんだ」と当たり、「発達障害なんて甘えだ」と責める父親と何度もつかみ合いの喧嘩になった。もともとおとなしく、内向的な性格だっただけに、ソウスケさんも自らの内側にある攻撃性に戸惑ったという。

 

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https://toyokeizai.net/category/359

▲ボクらは「貧困強制社会」を生きている/東洋経済オンライン

 

誰にでもあり得る【貧困強制社会】です。障がいの有無に関わらず、いわゆる高学歴と言われて、大学や大学院を卒業してもこれからの社会がどうなるのかはわかりません。

 

全ての子どもたちの生きる権利と安心して眠ることが出来る権利、お腹いっぱい食べる権利を守るのが大人の義務です。

そして、その安心出来る大人の存在こそが後に子どもたちが成人した時に「弱音を吐ける人がいる」という安心感に繋がります。

 

「オルタティブ・スクール とも」の職員は、そんな安心出来る大人の1人になりたいと思っています。