デジタル教科書
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/seido/1407731.htm
文部科学省が公式に認めているデジタル教科書は、何も私立学校だけが対象ではありません。
2020年度の文部科学省/新指導要領にそった形で導入されるべき物です。
特に発達の凸凹に特化したわけではなく、すべての子どもたちが学習しやすいようにということ、すなわちユニバーサルデザイン(UD)なのです。
バリアフリーと言われてきた障がいのある方向けの環境整備や物は、ユニバーサルデザインとして誰もが利用しやすい環境整備や物と変化しました。
一昨年よりオルタナティブ・スクールともでは、
https://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext.html#daisytext1
デイジー教科書
音声付教科書
を学校よりいち早く取り入れ、必要なお子さんの保護者様にご提案させていただいてきました。
ただ、周りと違うことへの心理的なストレスや長く紙媒体に慣れてしまった大人の抵抗感を拭い去ることは大変難しいということがよくわかりました。
子どもは毎年、年を重ねて学年は上がってしまうのに、大人が躊躇している間に学齢期が終了してしまうことになかなか気づいていただけません。
学校にお任せでは何も解決しないのです。
だからと言って、発達に凸凹がある子どもたちの多くは学習塾で学ぶことも難しいのです。
過去に学習塾で発達に凸凹があるお子さんを教えていた知合いは、3体1で教えるのも難しく、それぞれあった学習速度や説明の仕方が必要不可欠な上に、発達特性を勉強するために何千円もする本を読みあさるという自分への学習コストをかけたにも関わらず、採算が取れないという塾長方針で学習支援を辞めることになりました。
ただほど怖いものはありませんし、かといって、塾に入れれば何とかなるものでもなく、残念ながら既存の公教育ではそれぞれの子どもの特性を理解した教育を受けることは難しいのが現実です。
【オルタナティブ・スクールとも】では、別の形での学習支援を現在、検討中です。