人狼ゲーム•UNO
「人狼ゲーム」をお家で禁止されているお子さんも多いの中、【オルタナティブ•スクール とも】では、職員が作成したカードで、人狼ゲームを療育に取り入れています。
『禁止の理由』を子どもたちから聴くと、
•人を騙すゲーム
•人狼が人を食い殺す
などのキーワードがまとめられます。
あくまでもゲームの中でのことです。本当に人を騙すことや殺すことを認めているわけではありません。むしろ、許していないので、法律を具体的に示し、少年法の場合と刑法の場合を比較することもあります。
ゲームの禁止を言い始めると、人気のアニメだって、ドラマだって、映画だって、全てこの世の中から無くしてしまうことになります。
何か猟奇的と言われる事件が起きると、ゲームや本のせいにする方が一見すると楽な解説が出来ますが、本質はそんなに簡単でないことは、少し考えればわかることですなんですが、、、
「人狼ゲーム」の目的には、
•ファシリテーター役を育てる(最初は大人がやっていましたが、慣れてきたら、交代しています。他者の意見を切りのいいところで切ったり、自分も話したい気持ちをおさえながら、他者の意見だけを聴き続ける。)
•自分にまわってきた役とは違う役を演じる。または、まわってきた役を周りに主張する。(他者に意見を聞いてもらうには、大騒ぎしても駄目で、理論立てて説明する必要があります。)
まだまだ、難しい部分も多いのですが、中学生が加わってくれたり、メンバーが違うと低学年の子どもに配慮してくれたり、子どもたちの色々な側面が垣間見れます。課題もまた上がってきます。
「UNO」の目的には、
•色を知る
•数字を理解する
•特別なカードの意味を理解する
ですが、これは勝敗が実力で決まるものでもなく、その時の運でしかないので、負けた時に折り合いをつけにくいお子さんもゲームの中で「負ける時もあれば、勝つ時もあるよね。」ということを実感してもらいたいと思っています。
いずれにしても、子どもたちと一緒にゲームをする大人は、一切、手抜きをしません。
真剣に手加減せずにゲームに参加することが【オルタナティブ•スクール とも】の支援者のルールです。
オセロにしろ、トランプにしろ、カルタにしろ、いずれは子どもたちに負ける日が来ます。実力を伴うゲームになればなるほど、大人は衰退していき、子どもたちは伸びて行くので、手加減という子どもに対して失礼なことはしないと決めています。
子どもが私たちを超えた瞬間に出会うのがとても楽しいのです。
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