オルタナティブ・スクールとも

兵庫県宝塚市の児童発達支援・放課後等デイサービス a.s.tomo(@)icloud.com

兵庫県 2021/12/24 新型コロナウイルス発生状況

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https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk03/corona_hasseijyokyo.html

兵庫県公式WEBサイトより

 

宝塚市や近隣の伊丹市でも発生が確認されています。

オミクロン株の市中感染が、通勤•通学圏の大阪府京都府でも確認されていると報道されています。

 

今回のオミクロン株は水痘(水ぼうそう)と同様ほどの感染力があるとのことです。

本日から学校や幼稚園は冬休みにはいり、また、年末年始にともない県をまたいだ移動を計画されておられる方も多いとは思います。

また、会食などの機会が多くなる季節です。

もちろん、ともの職員は引き続き感染拡大防止の観点から【忘年会】【新年会】の類は実施しません。

 

子どもたちも学校での黙食の徹底があり、比較的静かに土曜日の昼食を2グループに分け距離をとって静かに食べてくれています。

手指の消毒もすっかり慣れてきました。

 

幸い、保護者様の協力の甲斐あって現在までご家族内での感染はありません。

早い段階で本人またはご家族に風邪様症状がある際には早目におやすみをしていただくなどしております。ありがとうございます。

 

年末年始は、特に他の疾病や怪我でも病院にはかかりにくいです。ましてや、PCR検査につながることがいかに難しいかは、報道のみならず、あらゆる職種の方から情報収集しております。

 

本人だけではなく、基礎疾患をお持ちの方がおられる家族もいらっしゃる福祉施設内で感染が発生すると命に関わります。

 

さらならるご協力をよろしくお願いいたします。

 

The JASPER Model for Children with Autism

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来年には、和訳が出版されるそうです。

 

コロナ禍の前に東京で開催された研修会に参加しました。

実は、日本でも科研費が出ておりアメリカのUCLAと共同研究が進められていたのすが、コロナ禍突入で実践が停滞していたのをWEBで読んでいました。

 

ところが、先日、翻訳を担当される先生がTwitterで「来年には上記の本の和訳が出来そうです。」と公表されておられたので驚きました。

 

研修会では、「え?今まで保育現場や療育現場で子どもたちとやってきたこと同じやんか!」というのが私の第一印象でした。

いかんせん、私はそれを研究するような組織に在籍もしていないし、そもそも、うまく説明が出来ない、、、、、

出来る限り、平易な言葉でお子さんの課題や表裏一体になりやすい強みと弱みを保護者様に日々の日報ではお伝えしているつもりですが、限られた時間の中でその日の様子を全てお伝えしきれていません。

それでも、「楽しそうでした。」とか「パニックになりました。」などと一行報告にならないように、私自身を戒め、職員にも伝えながら、試行錯誤しています。

 

ASDのモデルですが、これは全てのお子さんに有効かつ当たり前の保育・療育だと思っています。

大人の都合に子どもを合わせるのではなく、それぞれに子どもたちに合わせること。全ての子どもに合理的配慮が必要であること。その配慮の仕方は100人いたら100通りで、邪魔をしたり集団に従わさせることが目的になっていないか?を精査しないといけません。

 

例えば

【文字を取得する】

目的は、

①自分の思いを残す

②人に思いを伝える

③記録する

④読む

などなどですが、【文字を取得する】ことが事態が目的化していないか?を大人は見直す必要があります。

 

何かを学習するのはその先に目的があるからです。特に子どもたちの学習は遊びを楽しくするためです。遊びを楽しくするために、時には生物だったり化学だったり数学も必要です。

《とりわけ【食】は生きることそのものが目的です。》

【食】は、気象・生物・化学・物理・数学・地理・歴史などにも繋がっていきます。

コロナ禍で一緒に作ることはともではまだ再開していませんが、そんな風に日々の生活を意識するだけも子どもたちとの関わりが楽しくて変化します。

 

何か決まったプログラムをこなすのではなく、身の回りにあることを大人が意識して言語化したりより子どもたちがわかりやすいように工夫し、共感出来るようにすると、子どもたちも楽しくなり、そもそも自分のことが好きになります。(自己肯定感があがるということです。)

また、しんどくて起き上がれない日があってもそれはそれでいいんだよと自分を甘やかすすべも知ってほしいと願っています。

 

ともの庭で3歳と4歳のお子さんと人工芝に寝転がって空を見上げているだけでも、目をあわせて笑い合えるそんな空気感がともでは流れています。

人間発達学

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▲ともの蔵書の一冊です。

 

子どもの発達段階は、もちろん個々に違います。

わかりやすく言うと

ハイハイをしないでつかまり立ちする子もいれば、

立つことも歩くこともしない子もいます。

脳の機能が違ったり、四肢に物理的な問題があったりと要因は様々です。

 

目の前にいる子どものありのままを受け入れることははとても難しいことがあります。

おそらく、自分(大人)が余命いくばくかと主治医に告知された時も同様です。(心理学者Finkの危機モデル)

 

産まれてから死ぬまでにヒトはどのように発達するのか?を比較的わかりやすくOT・PT・ST向けに書かれた本です。保育士の勉強の中にも出てきました。

おそらく、医師をはじめ看護師もご存知なのではないかと思います。

 

運動機能面・対人関係面(社会もしくは学校や園での困り)を含めて、出来るだけ子どもたちには何か訓練をさせられていると思われないように、遊びや生活の中にうまく取りいれて、子どもたちがより柔軟に学校や園でもすごしやすいように連携も含めて日々子どもたちとすごしています。

 

他県の発達支援センターの児童精神科の医師に

「医師が出来ることは限られています。現場の教員や保育士が子どもたちのことを一番よく知っているはずです。困りも含めて表裏一体の強みを生活や遊びの中にどう落とし込むか?が医療でもなく教育でもなく、保育でもなく療育です。」

と言われたことがあります。

要するに縦割りではなく、横断型という意味だということです。

 

一つの遊びをとっても、それぞれの課題は違います。

1人遊び→傍観的行動→並行遊び→連合遊び→共同遊び(連合遊び)

と変遷していく場合が多いのですが、そこに支援者が関わることで人への関心が生まれたり、話し合いの術を知ったり、時にはクールダウンの方法を学べるように工夫します。

 

おかげさまで、話し合いの術やクールダウンを身につけた年上の子どもたちが、見学に来られるお子さんにも同様に関わる姿が見られる時もあります。

それでも、まだまだ行ったり来たりを繰り返しています。

それは、周りとの関係性もさることながら、自分自身の心身の調子で子どももいつも穏やかではいられないからなのです。(これは大人も同様です。)

 

 

どのくらいの年齢では身体的精神的にどんな発達をするのかを知っておくことはとても重要なので、ともには色々な本を蔵書しています。

『発達特性の理解と関わりについて』〜石原剛広医師

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園田学園女子大学公式WEBサイトより

主催:園田学園女子大学特定非営利活動法人やんちゃんこ

講師:兵庫県立尼崎総合医療センター 小児科医長 石原剛広氏

10月にblogで案内させていただいた

『発達特性の理解と関わりについて』~事例をもとに~

YouTube配信が始まっています。

 

申し込みをされた方には、登録された個々のメールアドレス宛にURLが送信されています。

申込みをされた方はお聴き逃しなく!

 

 

オルタナティブ・スクールともをご利用中の保護者様には個別にご案内しました。また、職員研修のいっかんとして個々の職員が申込みをして拝聴しています。

神戸市発達障害者支援センターの支援者向け講演【学童期から思春期世代における発達障害の特性理解と関わり方】講師:竹田 契一 先生(大阪医科薬科大学LDセンター顧問)なども職員研修として、個々の職員が拝聴しました。)

生理用品配布事業〜宝塚市男女共同参画センター・エルより

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この度は「宝塚市 生理用品配布事業」について 周知をお願いしたくメールさせていただきました。

添付のチラシには学生となっておりますが、現在は学生以外の方にもお渡しできますのでこの度連絡させていただきました。

宝塚市男女共同参画センター・エル 

 

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上記のとおり、宝塚市男女共同参画センター・エルより案内をいただきました。

 

このblogをご覧になった方は、周りの方にもお声かけいただきますようお願いいたします。

 

【奈多小にエレベーター設置を求める 請願署名に賛同してくださった皆さま】〜請願審査の報告〜

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この度は賛同署名にご協力くださり誠にありがとうございました。


《請願審査のご報告》
11月8日に福岡市議会 教育こども委員会にて「奈多小学校にエレベーター設置を求める請願」の審査が行 われました。
審査の結果は【継続審査】となりました。教育委員会からは、「本年度中に、エレベーターをどのように設 置していくか方向性を示す」という答弁がありました。
これまでのような階段昇降機で代用するような対応ではなく(奈多小には階段昇降機の要望はしていません が配置できるように整えていると教育委員会の請願資料に記載があり驚きました)バリアフリー法施行令の 改正や、文科省からのエレベーターの整備目標が示されたこと、そして児童生徒を取り巻く環境が変化して いることから、エレベーター設置については改めて検討を進めていくことが必要ということでした。
文科省は、エレベーターが必要な児童等が在籍する学校を優先的に整備するよう要請しています。この事に 対しては、現在は奈多小学校以外からのエレベーター設置の要望はないと言うことですが、実際にはエレ ベーターのない学校に通う車椅子を使う児童生徒は5名いるため、奈多小も含め、入学年や就学相談からの 状況等も含めて検討を進めていくということです。
今回の審査の答弁は、主には発達教育センターの所長でしたが、最後に教育長からの答弁もありました。教 育長からも今までエレベーターの代用として導入をしていた階段昇降機にも触れ、今後については、社会の 変化に対応していくこと、奈多小に関して最善の方法を検討するということも話されました。
市議会議員から教育委員会への質疑内容は、こどもの権利、移動の保障、安全の確保や責任について、福岡 市はインクルーシブ教育をどう進めていくか、適否の検討ではなく「整備する」検討ではなく「順序立て を」、(予算に関し)防災減災への国の財政支援と併せることはできないか検討したのか、等の具体的な質 疑が並びました。
いずれの答弁も「検討」「そこまでの検討はまだしていなかった」でしたので、今後の動向を注視していく 所存です。どうぞ皆さまにもこれまで通り、今後の福岡市の学校教育に関する進展を見届け、応援をしてい ただければと心よりお願い申し上げます。

 

エレベーター設置を求める会
代表 小山智春

 

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【口頭陳情】請願者が審査前に口頭で陳情できます。以下の陳情をしました。


令和3年4月に私の子ども小山大喜が、希望する住んでいる校区の福岡市立奈多小学校に入学しま した。二男大喜は、先天性の手足の運動機能に障害があり、2歳から電動車椅子の練習を始め、自 立した人生を送るための移動手段として生活の中で電動車椅子を使っています。 二男は、毎日楽しく充実した学校生活を送っており、先日行われた体育会の1年生のダンスでは、 クラスメイトと一緒に、電動車椅子を操作しながら、器用にイキイキと自信をもって踊る姿を見 ることができました。また普段の生活でも、同じ1年生だけでなく、他の学年の児童とも名前を呼 び合い、あいさつし合う事が当たり前となり、やっと住まう地域に友達や知り合いも増え、この 地域社会の一員としての暮らしを実感できるようになりました。6年生の兄との日常会話も、学校 の共通の話題で溢れています。 エレベーターのない学校ですが、次男の教室は例年通り2階と決まっておりましたので、入学する にあたり各階に二男用の車椅子を持参し、どの階に移動するにも重い車椅子を運ばず済むよう に、エレベーターのない学校現場の負担を少しでも軽減できるようにしています。 入学してからの登校、下校、移動教室の階段の上り下りについては、私が二男を抱きかかえて上り 下りしていました。 しかし5月24日の下校時に、いつも通りの私の抱きかかえの介助での階段下り中に、私が段を踏 み外し転倒し怪我をしてしまいました。 現在は学校の方から提案があり、登下校や移動教室の階段の抱きかかえ介助の上下移動は、先生 方が連携して行なってくださっています。 ただし、階段での転倒事故は誰が介助しても起こり得ることです。 二男が階段を使うのは1日平均4回以上で、これを小学校の6年間続けていくことは、学校現場に も大きな負担がかかります。
教育委員会が導入をすすめている「キャタピラ式階段昇降機」については、 操作する人が限られ、
乗るにも降りるにも移動をするのに時間がかり、 本体自体が大きく場所を取るため他の児童の安全性も踏まえ決まった時間にしか使用出来ず、 何より松葉杖や立位状態の歩行困難時には使えず、不特定多数の人は使えません。 こどもたち全体の安全を考えれば、限られた人員と時間制限のある学校教育下では、エレベー ターの代わりとして実用は難しく、エレベーターの代用とはなりません。 二男は「抱っこされずに、僕が1人で動けるように、先生も楽に、お友達が怪我をした時や病気の 時も使えるように、1日でも早く学校にエレベーターをつけてほしい」と願っています。 このようなこともあり、二男、他の児童の安全な移動方法の確保、現場の先生方の負担を考え、 エレベーターは絶対に必要であることを改めて認識しました。 既にエレベーターのある学校がそうであるように、奈多小学校も二男だけではなく、誰もが安心 して共に育つ教育環境、また公共施設として、そして地域の避難場所としてもエレベーターは必要 です。
文部科学省からも、令和7年度末までに要配慮児童が在籍する全ての学校にエレベーターを設置す るよう、計画的な整備を要請しています。また財政面も、国からの補助率が、3分の1から2分の 1に引き上げられています。 どうぞ早急に奈多小学校にエレベーターの設置をお願い申し上げます。

 

小山亜紀

 

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オルタナティブ・スクールとも】の保護者様つながりで、遠く福岡市の小山さんとご縁が出来ました。

ともをご利用中の保護者様のみならず、数々の方が請願署名に協力いただきました。ありがとうございました。

 

先日、上記のように引き続き審査という回答を福岡市議会でならされましたとの報告を小山亜紀さんから封書でいただきました。

 

《継続審査》《検討》とあたかも前向きに聞き取れる文言ですが、議会でこの言葉を聴いたら、「もっとしっかり議員の仕事をして下さい。」と市民が選挙で選んだ議員の後押しをしないと役所からは何も回答が無いに等しくなります。

小山さまも今回の件で、かなりご苦労されたと電話で伺っています。

しかし、遠く宝塚からの応援だけではなく、小山さんの周りの方々から『言ってもいいんだ!』という草の根運動的な市民の声が届きはじめたようです。

 

実は、この手紙をいただく前にメールをいただいておりました。

そこには、以前、同じ福岡県内の太宰府市という学問の神様で有名な市でも同様に車椅子を使っておられるお子さんが地域の小学校へ行くのにエレベータがないという西日本新聞の記事から、善意の寄附がありエレベータがそのお子さんの学校に設置されたという美談が新聞紙面に書いてありました。

 

私は、小山亜紀さんにとても厳しいお返事を差し上げました。

「すでに法整備もされており、学校へのエレベータ設置はあらゆる角度から必要とされているにも関わらず、善意の寄附がないと取り付けないなんてことは行政の怠慢です。

喜んでこんいる場合ではないですよ。しっかりと議会制民主主義の主権者として議員を動かしていって下さい。」

と書いたのです。

小山亜紀さんは、

「そう言われると思っていました。カツが入りました!」

ととても頼もしい返事をいただきました。

 

黙っていたら議員が何とかしてくれるのではなく、主権者として議員にはしっかりと働いてもらいたいだけではなく、今回のように一緒に議員と声をあげていかないといけませんね。

今回、特に特定の政党が云々という話もなく、比較的、誰もが賛同しやすい案件にも関わらず、ここまで先延ばしになっているのはなぜなのか?

 

私たちも自身の周りをもう一度見直す機会になります。

 

 

 

「子どものトラウマの理解とケア」

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下記、信州大学子どものこころ心療部からの案内です。

 

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信州大学子どものこころ診療部です。

このメールは過去2年の間に「信大子どものこころ診療部セミナー」にお申し込みいただき開催の連絡をご希望された方に送らせていただいておいます。

2021年12月11日に恒例の信大子どものこころの診療部セミナーを予定させていただきました。
今回は岩手医科大学附属病院 児童精神科/岩手医科大学いわてこどもケアセンターの八木 淳子先生に「子どものトラウマの理解とケア」をテーマにお話しいただきます。
日時:12月11日(土)10:00〜12:00 (YoutubeLiveで配信)
(1週間の見逃し配信があります)

要申込ですが、無料で参加人数に制限はありません。
よろしければ以下からお申し込みください。
  ↓↓
https://forms.gle/sCQeCWD1fZDWJqpR8

詳細なチラシはこちらから(広報にご協力おねがいします)
   ↓↓
https://x.gd/eKbdw